Virtual Box 上の Windows 98 を、1024×768 の高解像度で実行できるようになりました。 さらに、再生音に入る空気音も消せました。 そして、ファイル共有の手段として、USB メモリを使用できます。
Virtual BOX は、Windows XP 以上に、対応している。
32ビット OS の Windows XP 以上であれば、実機にインストールしたように快適に使用できます。
しかし、Windows 98 などの 16ビット OS は、想定外になったようです。
※ セキュリティの問題で、古い OS は使わないだろうと想定されているのかも?
Virtual BOX の仮想マシンが起動しなくて困っている人へ
下記の記事をお読みください。
それでも、起動しない原因は、これかもしれません。
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ドライバファイルを読み込むために、ISO ファイルを作成する
Windows 98 などの 16ビット OS は、LAN 共有できないため、ドライバソフトを読み込むための工夫が必要です。
フリーソフトウェア CD Burner XP をダウンロードします。
リンクは、こちらです。 https://www.gigafree.net/media/writing/CDBurnerXP.html
CD Burner XP で、ISO ファイルを作成します。
CD Burner XP を起動します。

データディスク(D) を左クリックします。

右下のワーク領域に、ISO イメージに含めたいファイルをドラッグアンドドロップします。

ファイルメニューから、コンパイルをISOファイルとして保存(I) を左クリックします。
この作成したファイルを、仮想マシンの CD ドライブにセットして、読み取ります。
解像度を SVGA 800×600 以上 にするためのドライバを手に入れる
Virtual BOX と Windows 98 には、含まれていません。
昔は、対応していたようですが、今は、対応していません。
Universal VESA_VBE Video Display Driver が必要です。
VBEMP 9x Project からダウンロードします。
リンク https://bearwindows.zcm.com.au/vbe9x.htm
ページの下の方まで、スクロールして、
OS: Windows 9x clones – ALL of them
Version: Release version beta 2014.02.14
の行から、ダウンロードします。
ファイル名: 140214.zip
このファイルを、WinRAR などで解凍してから、ISO ファイルを作成して、Virtual BOX 内の仮想マシンに取り込んで、インストールします。
リンク: https://www.winrarjapan.com/download
必要なドライバの場所は、ここです。
私が使用したドライバの保存場所は、ATOMBIOS フォルダです。

ATOMBIOS フォルダを、ISO イメージファイルに入れて、仮想マシンの CD ドライブで読み取ります。 コピーをして、仮想マシンのハードディスクに保存することを薦めます。

ハードウェアの追加を手動でする方法は、ご存知のことと思います。

インストールに成功したら、デバイスマネージャーのデバイスドライバに上のような名前が表示されます。
画面のプロパティを設定しましょう

High Color (16 ビット) を使用できて、画面の領域は 1024 x 768 ピクセルに設定できます。
再生音のザーッという空気音を消す
標準の Sound Blaster 互換ではダメでした。
Windows 98 などの 16ビット OS に対する動作確認は、Virtual BOX では実施されていないのかもしれません。
ICH AC97 音源 Win95 ドライバが必要です。
REALTEK 様が提供されているドライバをダウンロードします。
リンク: https://www.realtek.com/ja/component/zoo/category/pc-audio-codecs-ac-97-audio-codecs-software
Windows 95 for Driver only から、ダウンロードします。
※ Windows 98 用では、正常に起動しないそうです。 不思議ですね。

このフォルダ Win95 を丸ごと、ISO イメージファイルにして、仮想マシンの CD ドライブから読み取ります。 コピーをして、仮想マシンのハードディスクに保存することを薦めます。
Virtual BOX の設定を変更します。
設定画面を下記に示します。 オーディオコントローラーの下三角を左クリックします。

ICH AC97 を選択します。

仮想マシンを起動して、ドライバをインストールします。
ドライバの場所を指定してインストールが完了すると、デバイスマネージャーには、下記のようなドライバが表示されます。

データ共有したい。LAN は不可。一部の USB メモリは使用可能
前述のように、Windows 98 などの 16ビット OS は LAN 共有できないため、作成したデータを取り出す手段が有りません。 むずかしい手順で LAN 共有する方法はあるそうです。 しかし、セキュリティの問題があるため、データを取り出したら、すぐに LAN 共有を解除しないと危険だそうです。
というわけで、USB メモリでデータ共有する方が良いと考えます。
Virtual BOX で、USB フィルターに レを入れます。
現実マシンに USB メモリを認識させてから、Virtual BOX で設定します。

この設定が終わってから、仮想マシンを起動します。 でも、その前に、下記のドライバをインストールしましょう。
Windows 98 用の大容量 USB メモリ用のドライバが必要です。
リンク: http://regseeker.nobody.jp/win98usb.html
Windows98 SE 用 を、右クリックして、「名前を付けてリンク先を保存」を左クリックします。
nusb33j.EXE というファイルを入手して、Windows 98 仮想マシンにインストールします。
その次の段階で、新しいハードウェアのインストールが始まります。

この後は、皆さんがご存知の手順で、インストールを完了できます。
FAT32 対応の USB メモリで、データの共有が簡単に行えます。
NTFS フォーマットの USB メモリは、FAT32 で再フォーマットして使えるかもしれません。
※ 自己責任でお願いします。 保証できません。
※ 手元にある 1GB と 4GB の USB メモリは、FAT32 形式でフォーマットでした。 よって、そのまま使用できました。
※ 下記の図は、4GB の USB メモリです。

You Tube 動画でも解説しています。
リンク: https://youtu.be/d5yYEI49opY