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Virtual BOX で、Windows 98 を快適に使う方法

Virtual BOX で、Windows 98 を快適に使う方法 パソコン
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 Virtual Box 上の Windows 98 を、1024×768 の高解像度で実行できるようになりました。 さらに、再生音に入る空気音も消せました。 そして、ファイル共有の手段として、USB メモリを使用できます。

Contents 目次
  1. Virtual BOX は、Windows XP 以上に、対応している。
  2. ドライバファイルを読み込むために、ISO ファイルを作成する
  3. 解像度を SVGA 800×600 以上 にするためのドライバを手に入れる
  4. 再生音のザーッという空気音を消す
  5. データ共有したい。LAN は不可。一部の USB メモリは使用可能
  6. You Tube 動画でも解説しています。
  7. Virtual BOX 7.0 を使用するときの注意
  8. Windows 11 上の Virtual BOX で、Windows XP が遅すぎる

Virtual BOX は、Windows XP 以上に、対応している。

 32ビット OS の Windows XP 以上であれば、実機にインストールしたように快適に使用できます。
 しかし、Windows 98 などの 16ビット OS は、想定外になったようです。
 ※ セキュリティの問題で、古い OS は使わないだろうと想定されているのかも?

Virtual BOX の仮想マシンが起動しなくて困っている人へ

 下記の記事をお読みください。

 それでも、起動しない原因は、これかもしれません。

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ドライバファイルを読み込むために、ISO ファイルを作成する

 Windows 98 などの 16ビット OS は、LAN 共有できないため、ドライバソフトを読み込むための工夫が必要です。

フリーソフトウェア CD Burner XP をダウンロードします。

 リンクは、こちらです。 https://www.gigafree.net/media/writing/CDBurnerXP.html

CD Burner XP で、ISO ファイルを作成します。

 CD Burner XP を起動します。

CDBurnerXP で ISO イメージを作成する 1

 データディスク(D) を左クリックします。

CDBurnerXP で ISO イメージを作成する 2

 右下のワーク領域に、ISO イメージに含めたいファイルをドラッグアンドドロップします。

CDBurnerXP で ISO イメージを作成する 3

 ファイルメニューから、コンパイルをISOファイルとして保存(I) を左クリックします。
 この作成したファイルを、仮想マシンの CD ドライブにセットして、読み取ります。

解像度を SVGA 800×600 以上 にするためのドライバを手に入れる

Virtual BOX と Windows 98 には、含まれていません。

 昔は、対応していたようですが、今は、対応していません。

Universal VESA_VBE Video Display Driver が必要です。

 VBEMP 9x Project からダウンロードします。
 リンク https://bearwindows.zcm.com.au/vbe9x.htm

 ページの下の方まで、スクロールして、
OS: Windows 9x clones – ALL of them
Version: Release version beta 2014.02.14
の行から、ダウンロードします。
ファイル名: 140214.zip

 このファイルを、WinRAR などで解凍してから、ISO ファイルを作成して、Virtual BOX 内の仮想マシンに取り込んで、インストールします。
 リンク: https://www.winrarjapan.com/download

必要なドライバの場所は、ここです。

 私が使用したドライバの保存場所は、ATOMBIOS フォルダです。

Video Display Driver のインストール -1

 ATOMBIOS フォルダを、ISO イメージファイルに入れて、仮想マシンの CD ドライブで読み取ります。 コピーをして、仮想マシンのハードディスクに保存することを薦めます。

Video Display Driver のインストール -2

 ハードウェアの追加を手動でする方法は、ご存知のことと思います。

Video Display Driver のインストール -3

 インストールに成功したら、デバイスマネージャーのデバイスドライバに上のような名前が表示されます。

画面のプロパティを設定しましょう

解像度を設定する画面

 High Color (16 ビット) を使用できて、画面の領域は 1024 x 768 ピクセルに設定できます。

再生音のザーッという空気音を消す

標準の Sound Blaster 互換ではダメでした。

 Windows 98 などの 16ビット OS に対する動作確認は、Virtual BOX では実施されていないのかもしれません。

ICH AC97 音源 Win95 ドライバが必要です。

 REALTEK 様が提供されているドライバをダウンロードします。
 リンク: https://www.realtek.com/ja/component/zoo/category/pc-audio-codecs-ac-97-audio-codecs-software

 Windows 95 for Driver only から、ダウンロードします。
 ※ Windows 98 用では、正常に起動しないそうです。 不思議ですね。

ICH AC97 オーディオを設定する -3 Win95_ドライバ

 このフォルダ Win95 を丸ごと、ISO イメージファイルにして、仮想マシンの CD ドライブから読み取ります。 コピーをして、仮想マシンのハードディスクに保存することを薦めます。

Virtual BOX の設定を変更します。

 設定画面を下記に示します。 オーディオコントローラーの下三角を左クリックします。

ICH AC97 オーディオを設定する -2

 ICH AC97 を選択します。

ICH AC97 オーディオを設定する -1

仮想マシンを起動して、ドライバをインストールします。

 ドライバの場所を指定してインストールが完了すると、デバイスマネージャーには、下記のようなドライバが表示されます。

ICH AC97 オーディオを設定する -4

データ共有したい。LAN は不可。一部の USB メモリは使用可能

 前述のように、Windows 98 などの 16ビット OS は LAN 共有できないため、作成したデータを取り出す手段が有りません。 むずかしい手順で LAN 共有する方法はあるそうです。 しかし、セキュリティの問題があるため、データを取り出したら、すぐに LAN 共有を解除しないと危険だそうです。

 というわけで、USB メモリでデータ共有する方が良いと考えます。

Virtual BOX で、USB フィルターに レを入れます。

 現実マシンに USB メモリを認識させてから、Virtual BOX で設定します。

Virtual BOX で USB メモリを設定します。

 この設定が終わってから、仮想マシンを起動します。 でも、その前に、下記のドライバをインストールしましょう。

Windows 98 用の大容量 USB メモリ用のドライバが必要です。

 リンク: http://regseeker.nobody.jp/win98usb.html

 Windows98 SE 用 を、右クリックして、「名前を付けてリンク先を保存」を左クリックします。
 nusb33j.EXE というファイルを入手して、Windows 98 仮想マシンにインストールします。

 その次の段階で、新しいハードウェアのインストールが始まります。

Virtual BOX で USB メモリを設定します。-2

 この後は、皆さんがご存知の手順で、インストールを完了できます。

FAT32 対応の USB メモリで、データの共有が簡単に行えます。

 NTFS フォーマットの USB メモリは、FAT32 で再フォーマットして使えるかもしれません。
 ※ 自己責任でお願いします。 保証できません。
 ※ 手元にある 1GB と 4GB の USB メモリは、FAT32 形式でフォーマットでした。 よって、そのまま使用できました。
 ※ 下記の図は、4GB の USB メモリです。

Virtual BOX で USB メモリを設定します。-3

You Tube 動画でも解説しています。

 リンク: https://youtu.be/d5yYEI49opY

Virtual BOX 7.0 を使用するときの注意

ダウンロード元を見つけにくい

VirtualBox 7.0.8 platform packages の項目から本体をダウンロードします。
(参考) Windows 向け
https://download.virtualbox.org/virtualbox/7.0.8/VirtualBox-7.0.8-156879-Win.exe

拡張パックは、ここからダウンロード

VirtualBox 7.0.8 Oracle VM VirtualBox Extension Pack から拡張パックをダウンロードします。
(参考)すべての OS 共通
https://download.virtualbox.org/virtualbox/7.0.8/Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.8.vbox-extpack

「Missing Dependencies Python Core / win32api」 の警告

ぬこ様のサイトで、わかりやすく説明されています。

Stable Diffusion web UI を使用するひとは、注意しましょう

AI イラストや AI 写真を作成するために Stable Diffusion web UI を使用するひとは、
最新バージョンの Python ではなく、下記からバージョン 3.10.6 を使用しましょう。

処置手順のスクリーンショットです

VirtualBox 7 のインストール時に「Missing Dependencies Python Core / win32api」 の警告

VirtualBox 7 のインストール時に「Missing Dependencies Python Core / win32api」 の警告

インストールされているパッケージにpywin32が存在しないことを確認する

インストールされているパッケージにpywin32が存在しないことを確認する

pywin32をインストールする

pywin32をインストールする

pywin32がインストールされていることを確認する

pywin32がインストールされていることを確認する

もう一度、Virtual BOX インストールします。

もう一度、Virtual BOX インストールします。

Windows 11 上の Virtual BOX で、Windows XP が遅すぎる

自己責任で、リスク覚悟で「コア分離」を OFF にする。

 Windows 10 のときと同じくらいの速さに戻りました。
 うれしい。\(^o^)/

・検索した限りでは、Windows11のセキュリティ強化の機能でVirtualBoxに影響がでていた模様。
・VirtualBox6.1をそのまま使いたかったため、以下の手順で機能をオフにした。
  ・「設定」⇒「プライバシーとセキュリティ」⇒「Windows セキュリティ」⇒「Windows セキュリティを開く」
  ・別窓が開くので「デバイス セキュリティ」⇒「コア分離」
  ・「メモリ整合性」をオフにしてから、指示に通りに OS を再起動する。
セキュリティ的に脆弱になるので、設定は自己責任で。

t_ume 様 Windows11 / VirtualBox6.1 で起動が遅くなった話 https://zenn.dev/t_ume/scraps/1cc54f8485db5b
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